書けば書くほど文章力は向上する!…でも、どうして?

サラリーマンなら、企画書や提案書。

大学生なら、レポートや論文。

ブロガーなら、ブログ。

文章を書かないといけない立場にある人は多いと思います。そして、その中で「文章力がない!」と悩んでいる方もまた少なくないのではないでしょうか?

かくいう私も、ブログを書いたり大学のレポートを書いたりと文字をたくさん書く人生を送っていますが、いくら書いても理想とのギャップに絶望するばかりです。永遠の課題ですね。

ところで、文章力についてよく言われるのが、

「文章を書けば書くほど、文章力は向上する」

という言葉です。みなさんは、これについてどう思いますか?

練習すれば上がる気がする一方で、「添削をもらわなければ意味がないのでは?」とも思われます。

この点について断言させていただきますが、文章を書けば書くほど、文章力は向上します

実際、ブログを書き始めた頃の私の文章は非常に稚拙なものでしたが、今までにブログを84記事書く間に、かなり上達したと実感しています(定量的な根拠を示すことはできませんが)。

でも、筋トレとは違って左脳を痛めつければ上がるのが文章ではないはずなのに、どうして文章を書くだけで文章力が上がるのでしょうか?

というわけで、本日は「文章を書けば書くほど(添削などしてもらわなくても)文章力が向上する」メカニズムについて考えてみました。「『文章力をつけるにはとにかく書きまくれ』と言われているけどなかなか納得できない」というモヤモヤを晴らすことを目指して書きますので、最後までお付き合いください!


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文章力とは?

文章力というのが何を指すのかは必ずしも明確ではありませんが、ここでは次の2つの力を意味するものとします。

<文章力とは:本記事における定義>

①伝えたいことを明確に伝える力

②読んでいて面白い文章を書く力

他にも定義の仕方はあると思いますが、本記事ではあくまでこの2つにしぼって議論をすすめていきますね。

以下に述べていくのは、これら両方に通じるものです。

書けば書くほど文章力が向上する2つの理由

文章を日頃からたくさん書くことで、次の2つの効果が得られます。

(1)パクるアンテナが立つ

(2)エネルギー効率が上がる

(1)は、他人の文章の良いところを吸収する習慣ができることを、(2)は、たたき台を作るのに必要なエネルギーと時間量が小さくなることで、結果的に質を向上させる余裕ができることを、それぞれ意味します。

それぞれ詳しく解説していきますね!

書けば書くほど文章力が向上する理由(1):パクるアンテナ

理由その(1)は、他人の文章をパクるアンテナが育つことです。つまり、文章を書く習慣のある人の方が、他人の文章を読んでいるときに、そのいいところを吸収しやすいということです。

私自身、以前はネットで調べものをしている時に、ただ調べたいものを調べて終わりでした。ですが、ブログを書き始めてからは、「このフレーズは今度使いたい!」「こういう構成にしたら読まれやすいのか」などと、調べものをする過程で他人の文章からノウハウを盗むようになっています。

これはブログに限ったことではありません。例えば、大学のゼミで学術論文を初めて書いて以降は、レポートのために文献を漁る時、読んだ論文でいいフレーズがあったらメモするようになりました。それから、いま途上国支援のNGOでインターンシップをしているのですが、そこで支援金募集のチラシを作る仕事をするようになってからは、電車の広告などを見て「こういう言葉が人の言葉を動かすのか」と意識しながら文章を読むようになりました。

このように、アウトプットの習慣のある人の方が、インプットの効果も高くなるのです。

書けば書くほど文章力が向上する理由(2):エネルギー効率

2つ目の理由は、文章を書く際のエネルギー効率が上がることです。つまり、単位時間当たりに生み出せる文章量が多くなることで、文章の質を向上させることにエネルギーを使うことができるようになるということです。

文章をアウトプットしても、語彙や言い回しのテクニックは増えません。これらはインプットによって身につける必要があります。それに対し、文字を生み出す速度は、アウトプットによって向上させることができます。小学校の100マス計算で掛け算が速くなるように、文章を書くことで脳内から語彙を引き出すスピードは上がるのです。

これによって、最初にたたき台を作るのに要する時間とエネルギー(体力)が減るんですよね。

2000文字書くとして、たたき台を仕上げるのだけで10時間かかる人と、下手でもいいから2時間で書き上げることができる人であれば、その後の仕上げに残される体力や制限時間が大きく違います。前者であれば、次の作業に取り上げられないといけないかもしれないし、そうでなくてもたたき台を作った時点でバタンキューです。それに対して、後者の場合、たとえ第一稿が前者とさほど変わらないクオリティだったとしても、書き直す時間的・体力的余裕があります。

このように、文章を書く習慣のある人の方が、単位時間当たりに仕上げられる文章量が多くなり、その結果質も向上するのです。

まとめ:文章力をつけるには文章を書きましょう

「外国語がペラペラになるためには間違えてもいいから話まくれ」というのはよく言われることですが、母国語で文章を書くスキルについても、とにかくアウトプットが大事です。

営業資料、卒論、ブログ、人それぞれ書かなければならない文章は違うと思いますが、文章を書くことによって文章力は上がるので、書く習慣をつけるところからはじめてみましょう!

読書案内

文章力をつけるために読むべき本として、本多勝一氏のロングセラー『日本語の作文技術』を挙げておきます。日本語という言語のポテンシャルを最大限に引き出すための理論と実践例が詳しく書かれており、少しでも文章に悩みがある人は目を通しておいて損はしません。


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