【#KuToo】パンプス強制は女性差別です【男性を責めてはいない】

こんにちは!

「凡さんす」(@academicocktail)と申します。

この記事では、「職場における女性へのパンプスの強制は女性差別か」という問題について考察します。

2019年3月現在、職場における女性に対するパンプスの強制に反対する #KuToo というハッシュタグが盛り上がっていますね。

#KuToo 職場でのヒール・パンプスの強制をなくしたい!

この運動の発起人である石川優実(@ishikawa_yumi)さんは、パンプスの強制を「女性差別」と扱い異議を唱えていますが、この主張は妥当なのでしょうか。

2分ほどで読み終わる記事ですので、どうかお付き合いください。

パンプス強制は女性差別なのか?

上記の通り、#KuToo 発起人の石川さんは、次のようにパンプス矯正を「女性差別」として問題視しています。

一方で、ネットを見ていると、パンプスの強制を女性差別の文脈でとらえることを疑問視する意見も確認できます。

たとえば、Yahooニュースの次の記事↓

「何でも“女性差別”は、他にある幸福の道を見えなくする」元セクシー女優、「#KuToo」など“女性差別”反対論に

果たして、パンプス強制は「女性差別」なのでしょうか。

パンプス強制は、女性差別です【国連基準】

私なりの結論を端的に述べてしまうと、パンプスの強制は女性差別です。

以下で具体的に説明します。

まず、そもそも「差別」とは何か。

ここでは、現代の地球社会で一番広範に受け入れられている定義であろう国際連合による定義を採用します。

以下は、1979年に国連第 34回総会で採択された「女子差別撤廃条約」からの引用です。

第一条 この条約の適用上,「女子に対する差別」とは,性に基づく区別,排除又は制限であつて,政治的,経済的,社会的,文化的,市民的その他のいかなる分野においても,女子(婚姻をしているかいないかを問わない。)が男女の平等を基礎として人権及び基本的自由を認識し,享有し又は行使することを害し又は無効にする効果又は目的を有するものをいう。

出典:女子差別撤廃条約全文 | 内閣府男女共同参画局

ここで、「女性にのみ」「パンプスを強制すること」(=パンプス以外の靴を禁止すること)は、「性に基づく制限」に当たるはずです。

したがって、条約を素直に読めばこれは女性差別にちがいありません。

「男性→女性」というよりも「システム&文化→女性」の差別

ここまでで、「パンプス強制は、国連の基準に照らし合わせると女性差別である」 という点の確認ができました。

次に、「差別の主体」つまり「だれが女性を差別しているのか」という点をクリアにしていきます。

女性にパンプス着用を強制しているのは、誰なのか?

男性?

私の考えでは、ちがいます。

パンプスの強制・強要は、社会から女性への差別です。

「社会」というとふわっとしているので、もう少し具体的にすると、「システム」と「文化」からの差別であるといえます。

・システムからの差別:就業規則によって、「女子はパンプス」と決められている。

文化からの差別:一般的な”マナー”として、「女子はパンプスを履こうね」という圧力がある。

このように、女性にパンプスを強要しているのは社会全体のシステムや文化であり、「男性」という集団からの女性への差別ではありません。

少なくとも、#KuTooを発起した石川さんはそのような認識を持っています(後述)。

もしかしたら、一部の方は#KuTooのことを

「男性が女性を差別しててムカつく!」

という攻撃的な気持ちで行われているムーブメントだとお思いかもしれませんが、それは誤解です。

責められているのは「女性差別的な社会」。

したがって、#KuTooを勝たせたところで、男性に不利益が生じるわけでも、「女性が正義で男性が悪」という世界観が確立してしまうわけでもないのです。

#KuTooに署名するのは、「誰もが快適に楽しく働ける社会を目指している人」です

以上、

・パンプスの着用は国連基準でいえば女性差別であること

・男性からの差別ではなく、システムや文化からの差別であり、#KuTooの矛先は男性に向けられていないこと。

についてお伝えしてきました。

以下は、発起人の石川さんの言葉です。

非合理的なマナーを見直して、誰もが快適に楽しく働ける社会を目指して、一緒に思いを届けませんか?

男女問わず賛同お待ちしております!

出典:#KuToo 職場でのヒール・パンプスの強制をなくしたい!

#KuTooは、女性のわがままを押し通そうとする運動ではなく、性別による不合理な区別なく誰もが働きやすくいきやすい社会を目指す運動なのです。

したがって、男性からであれ女性からであれ、この運動に対して反対する必要はないんですよね。

石川さんの言葉の繰り返しにはなってしまいますが、「誰もが快適に楽しく働ける社会を目指」す人ならば誰でも賛同しうる運動です。

この記事を読んで、「なるほど、#KuTooって、思ったより悪くないかも!」と感じた方は、下のリンクを押して石川さんのメッセージを全文読んでみていただけませんでしょうか。

そして、もし「これなら賛成できる!」と思ったら、ぜひ署名をよろしくお願いしますm(_ _)m

#KuToo 職場でのヒール・パンプスの強制をなくしたい!


最後までお読みいただきありがとうございました!記事の更新等はTwitterでお知らせしていますので、この記事が「役に立った」「面白かった」と思う方は、フォローお願いします!→ @academicocktail


追記:2019年3月25日

本記事の前半部分において第三者の発言を不適切な形で引用していたため、当該部分を削除いたしました。

削除の経緯および該当者への謝罪を、以下の記事で述べております↓

#KuToo の記事について、お詫び・訂正および主張の補足

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