「災害」と「危機」を区別せよ!SDGsイベントで学んだ3つのこと

こんにちは!「凡さんす」(@academicocktail)です!

2018年は自然災害が多いですね。

地震、豪雨、台風……度重なる災害により多くの人命が失われました。

また、

・各建物の耐震構造の不十分さ

・地震があっても出勤を命じられる労働文化

・災害中にSNSを通して広がるデマ

などなど、災害を通して多くの社会問題が浮かび上がり、それぞれに対してこれから議論と改善を重ねていく必要性が明らかになりました。

「亡くなった人の分まで生きる」なんて言ったところで亡くなった方々は浮ばれませんが、残った我々は、より良い社会を築くためにできることから実行していくのが吉かもしれません。

さて、本日はそんな「災害」に関するイベントに参加してまいりました。

私自身、大阪北部地震の被害を少しだけ受けた経験があり、当時のことをいろいろ思い出しながら学ぶことができたので、非常に意義深いイベントとなりました。

たくさんのことを勉強しましたが、今日はそのうち特に印象に残ったこと3つを記事にしておきたいと思います!

何のイベントに行ってきたの?

まず前提として、今日私が参加してきたのは、「KANSAI-SDGs市民アジェンダ策定分科会」です(公式ページはこちら)。

関西の民間企業、市民社会・NPO・NGO、大学・研究機関、自治体・政府機関などといった様々なアクターが、SDGsの普及やその達成への貢献を目的に活動している組織、関西SDGsプラットフォーム主催のイベントになります。

はて、SDGsとはなにか。

持続可能な開発目標(SDGs)とは……2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます

出典:SDGsとは? | JAPAN SDGs Action Platform | 外務省

要するに、「みんなが幸せになるための人類共通の目標」ですね(短くまとめすぎた)。

本日参加してきたイベントでは、そんなSDGsについて、「災害」をテーマにして、有識者のお話を聞いたのち、参加者同士で意見交換を行いました。

いろいろな情報や知識を吸収してきたのですが、その中でも特に印象に残った3点に絞って、以下で記していきたいと思います。

災害とは、その地域に元々問題があるから生じるもの

最初の講演では、Natural Disaster (自然災害)と Natural Hazard (自然危機、現象)の違いが説かれました。

ざっくり言うとこんな感じ。

自然危機(Natural Hazard) 人間に危害を及ぼす可能性のある自然現象。地震、火山の噴火、台風など。

自然災害(Natural Disaster) 危機が実際に人間に危害を及ぼすこと。

たとえば極端な話、人間の住んでいない場所にも地震という「危機」は起こりますが、「災害」は起こり得ないのです。また、人間が住んでいる地域においても、完全無欠の防災がなされていれば、「災害」は起こりません。

ある環境に人間がいて、そして災害によって危害を受ける何かしらの弱点(地震に弱い建物とか)があるからこそ、人や社会がダメージを受けることになります。災害は「危機が脆弱性と出会うから起こるもの」だとのことでした。

この意味で、「災害」はもともとその地域にあった問題を露呈させるものであるといえ、ここに、防災を平時から考えなければならない所以があります。

災害時に取り残される外国人

近年、留学生だったり、観光客など、たくさんの外国人の人がいますが、災害時の外国人の問題は深刻だそうです。

というのも、学校で避難訓練を受けるなどしてなんとなく災害への対処法を身につけている日本人とは違い、外国人は日本の災害への対応方法がよくわからないため、いざという時に適切な行動が取れないのですよね。

しかも、災害時の外国語の情報もなかなか充実していないため、正しい情報をキャッチするのにもかなりハードルがあるとのことでした。

こういったことも、やはり災害が起こってからでは遅いので、普段から様々なアクターが協力して対策しておかなければならないことなのかなと考えます。

最後の一人のために働くNGO

上記の通り、SDGsは「誰一人として取り残さない」、つまり誰も不幸にならないことを掲げています。

ですが、災害時には、行政の対応に頼りっきりだと「誰一人残ってしまう」のです。

超うろ覚えで申し訳ないのですが、今日の議論でこんな話が出ました。

いつだったかの台風のとき、ある地域の2世帯だけ、電柱が倒れてくるリスクがあるため、避難が望まれる状態になった。しかし、たった2世帯のためだけに避難所を用意するわけにはいかないので、結局避難は行わず、その場にとどまった。無事だったからよかったものの、もしほんとうに電柱が倒れてきていたら危なかったかもしれない。

行政はなるべく多くの人を助けるために合理的な行動を行うことはできるが、そこでは必ず誰かが取り残されてしまう。その残された最後の一人のためにNGOなどの草の根の活動が行われることによって、「誰一人取り残されない」社会が実現するのだというお話です。

行政と市民とそれぞれにできることがあり、両方大事にしていかないといけないんだなと考えさせられました。

おわりに

今回は、 「KANSAI-SDGs市民アジェンダ策定分科会」で学んできたことのうち、特に印象に残った3つのお話を紹介してきました!

国連は頑張ってSDGsを推進していますが、私たち一般市民は、なかなか普通に生活していて「持続可能な開発ガー!」なんて意識することはありませんよね。

もちろん、常にSDGsのことを考える必要はありませんし、誰もが全ての内容を正しく理解している必要もないと思います。ですが、こういう「災害」などの身近なテーマについて考えるときに、ちょっとでもSDGsのことを意識できるといいですね!

SDGsについてもっと知りたい方は、コージコーダイ(@kodai_chi_koji)さんのこちらの記事をどうぞ →【子どもにも分かる】SDGs(MDGs)と国連について簡潔にストーリーで解説するよ。

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※アイキャッチ画像は United Nations (Public domain)

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