ちぐはぐアクティブ・ラーナーの「凡さんす」(@academicocktail)です!
「語学研修や交流プログラムなどで、ホームステイをすることになった!」
楽しみな一方、日本語が通じない環境に一人身を置くのは非常に不安でもありますよね。
とくに、もともと日本ですら初対面の人と話したり友達を作るのが苦手な人の場合、「日本語でも無理なのにましてや英語で異文化の人と会話するなんて…」と大きな不安を感じると思います。
かくいう私も非常に人見知りかつコミュ障ですので、こうした悩みは非常によく共感できます。先日、機会があってシンガポールでホームステイをして来たのですが、行く前はとても不安でした。
しかし、不安だったからこそ、いろいろと準備をしていき、また当日もいくつかのことに気をつけたおかげで、とても楽しい時間を過ごすことができました!(もちろん、ホストファミリーがとてもいい方々だったのが最大の理由ですが)
そこで、今回は、「人見知りでも初めてのホームステイで会話を楽しむためにするべきこと」を書いていきます!
目次
はじめに:「会話が苦手」とはどういうこと?
具体的な方法の紹介に入る前に、一般論を述べておきます。
そもそも、「人見知り」「会話が苦手」というのは、どういうことでしょうか?
いろいろあるとは思いますが、「何を話していいかわからない」という要素が大きいのは間違いないでしょう。
コミュニケーション能力の高い人であれば、その場で話す話題を思いついたり、相手の話に対して臨機応変に効果的なリアクションや質問ができるものですが、会話が苦手な人はそうしたアドリブ力が弱いのです。
そこで、話す内容だったり、相手の話に対するリアクションの仕方を事前に準備して、会話中はそれをパターン化して実行することで、会話と楽しむことができます。
ということで、以下では、渡航前にどのような準備をして行くのか、準備したことを会話中にどう生かすのかの2点に分けて、説明していきます。
事前準備
(1)よく使う会話表現を覚えていく!
とりあえず、最低限の挨拶やコミュニケーションに必要な表現は覚えてから出発しましょう。
私も渡航前にいろいろと情報を集めつつ勉強を進めましたが、下記のサイトなどは非常に勉強になりました。
・ホームステイ英会話お役立ちフレーズ~朝起きてから寝るまで日常会話編~
・海外留学したその日に役立つ!短期留学やホームステイでも使える日常の英語フレーズまとめ
それから、「とりあえず学校の教科書で習ったような挨拶は覚えているけど、もうちょっとバリエーションを増やしたり、ネイティブ・スピーカーに近い自然な会話が勉強したい」という方は、とにかくバイリンガールちかさんのyoutube動画を見まくりましょう。1つ1つのフレーズが持つニュアンスや使えるシチュエーション、使いやすさなどについて詳しく解説しており、非常にわかりやすいので、英会話を勉強したい方には非常にオススメです。
会話表現のジャンルでとくにオススメな動画をいくつか貼っておきます。
◯ネイティブがよく使うI think 以外の5つの表現!〔#661〕
◯これだけ知っとけばOK! オススメの聞き返しフレーズ!〔#630〕
◯詰まった時に使える英語のつなぎ言葉☆〔#430〕
◯英語で褒めてみよう♪ // Complimenting in English〔# 053〕
(2)形容詞をいっぱい覚える!
挨拶や聞き直しなどの基本的な会話フレーズを覚えたら、次に優先するべきは形容詞の語彙を増やすことです。これは、相手の話を聞いたり、現地で何かを見たときの相槌や感想に使えます。
<形容詞一語で感想を述べる>
すごいものを見たとき → great! awesome! amazing! fantastic!
興味深い話を聞いたとき → interesting!
美味しいものをたべたとき → good! delicious!
などなど、表情や声のトーンを豊かにして形容詞一語をしゃべるだけで、自分の気持ちをよく伝えることができるので、形容詞をちゃんと覚えているとすごくラクです。
逆に、名詞はわからなくても大丈夫です。例えば「歯ブラシ」を英語で何て言うかわからなくても、wifiを持っていって、その場でググれば出てきます。
それに対して、人のお話の感想をgoogleから取り出すことはできません。何かお話を聞いたとき、「「面白い」ってなんていうんだっけ→ググる→interesting! 」では、気持ちは伝わりませんよね(笑)
ということで、感情を直接表現する単語は、事前に自分のものにおきましょう。
(3)日本のことを勉強していく!
ホームステイに行くからには、もちろん現地のことをたくさん学んでくるのが自分のためにはなりますが、それと同時に、日本のことを相手にたくさん教えてあげられると、相手にとってもメリットがありますよね。
意外と、日本に住んでいても日本のことを知らないものなので、少しは日本のことを英語で説明できるようになっているとベターです。
オススメの本を貼っておきます。
政治経済、歴史といった固いテーマから文化・スポーツなどのソフトなものまで、テーマ別に755個の英文フレーズを乗せてくれています。私はホームステイの1ヶ月前にこちらの本を買って、毎日音読していました。全部暗記するまでには至りませんでしたが、日本のことをしゃべる時に毎日音読していたフレーズが口を突いて出てくるまでにはなり、そうした意味では効果的だったと思います。
会話中の姿勢
(1)何でも質問する!
ホームステイ中は、少しでも疑問に思ったことは積極的に質問しましょう。
「こんな質問しょうもないかな〜」とか、「この質問では会話が広がらないかな〜」と考えていてももったいないです。
ホストファミリーの個人的なことについても、その国の社会的なことについてもいいですし、切り口はたくさんあるのでどんどん質問しましょう。
私は滞在中にドライブに連れて行っていただいたのですが、道中では目に入るものありとあらゆるものに関して”What’s that?” と質問していました(ちょっとうるさかったかもしれませんが笑)。
もちろん、あんまりセンシティブな内容を聞くのはよろしくありませんが、そうでなければどんどん質問していくべきです。「しょうもないかな?」と思いながらした質問であっても、意外と面白い回答をくれることも多いので、知的好奇心をフル活用して、積極的に会話のきっかけを作ることをオススメします。
(2)大げさにリアクションする!
質問して、お話が聞けたら、たくさん相槌を打ち、感想を言いましょう。このとき、事前に勉強してきた形容詞をたくさん使います。
普段は「ふーん」くらいの相槌を打たない人であっても、英語喋ってるときは多少キャラ変したらいいと思います(笑)
(3)積極的に日本の話をする!
最後に、自分がしゃべる内容です。現地と日本の違いや逆に日本と似ているところを感じたら、すぐにそれを言語化しましょう。
どんな些細なことでも大丈夫です。例えば、電車が空いていると感じたら、「電車が空いてる!東京はもっと混んでるよ!」と言えばいいですし、スーパーでお菓子が安かったら、「安いですね!日本だったらこれは◯◯ドルくらいです!」と口に出しましょう。
相対的に見れば、滞在中はあなたは日本の専門家です。現地と比較しながらどんどん日本の特徴を伝えて、お互いの国のいいところを共有し合うことができれば面白いですよ!
まとめ:不安を利用しよう!
今回は、人見知りな人でもホームステイを楽しむための事前準備と会話のコツについてお伝えしました!
ホームステイに限らず、初めての経験することの場合、どんなに下調べしたり準備しても不安なのは仕方ありませんが、不安なのは決して悪いことではありません。不安だからこそ、準備に身が入り、現地での体験を最大限効果的にすることができます。
不安を利用してしっかり準備し、ホームステイ中の会話をめいっぱい楽しみましょう!
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