会議が盛り上がらない?:議論活発化のためのたった1つのコツ

といった悩みを持っている方はいませんか?

こうした現状に対しては、しばしば「日本人は恥ずかしがりすぎなのだ。欧米人のように積極的に発言しなければ云々…」という形で日本人の消極性に対する批判がなされます。

まあ、それは事実かもしれません。では、どうするか。

今日は、ミーティングやグループディスカッションの類で、議論を活発化させる方法を一つ紹介したいと思います!


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結論:良い質問を投げよう

「議論を活発化させる方法」としてこの記事が提示するのは、一言で言えば「良い質問を投げること」です。

では、「良い質問」として私が意味しているのは何か。それは、次の条件を満たすものになります。

<良い質問の条件>

1. 回答に専門知識を必要としないこと(だれでも答えられる)。

2. 決まった正解がないこと。

手前味噌で恐縮ですが、最近私が大学のゼミで行ったことを元に説明します。

具体例:ゼミでの議論を盛り上げた質問

今私が大学で受講しているゼミは、おおよそ、次のような形式を取ります。

1. 受講生の一人が、ある社会問題について調べてきて、それをプレゼンする。

2. それに対して他の受講生が質問やコメントを投げかけ、プレゼンターあるいは担当教員が回答する。

典型的なゼミの形の1つかと思いますが、いまいち盛り上がらないことが少なくありません。

プレゼンが終わったのち場がしーんとしているのを見かねて、先生が「なんでもいいから質問やコメントどうぞ」と一生懸命呼びかけるのですが、それでも発言するのは2,3人の決まった学生です。

ゼミの先生自身こうした状況を嘆かわしく思っているのをなんとかしたいなと思ったのと、スマホで調べればなんでも出てくるこの時代にただ一方的にプレゼンを聞くだけになっているゼミの時間が勿体無いなと思ったので、私は議論を活発化させることを試みました。

具体的にどうしたのか。今週のプレゼンがLGBTについてだったので、私はゼミ生全員に向かってこう質問しました。

「これは◯◯さん(プレゼンター)にというより皆さんに聞きたいんですけど、LGBTを差別する人間の感情ってどこから生じるものだと思いますか?単純な興味本位なのですがなるべく多くの人の意見を聞きたいです」

受講生が質問に対し、上を向いたり下を向いたりして思案し出したかと思うと、何人かの方々が次々と意見を表明してくれました。

それも、先週までの授業ではまったく発言したことのなかった方々を含めてです。

では、上記の質問を分析してみましょう。

1. 回答に専門知識を必要としないこと

たとえば、「LGBTを容認する風潮っていつ頃から生じたんでしょうか?」などのような質問であれば、それを知っている人しか答えることができません。

それに対して、「LGBTを差別する人間の感情ってどこから生じるものだと思いますか?」という質問であれば、誰しもが自分の個人的な経験・体験であったり主観的なイメージを元に発言することができます

実際に、

・私にはバイセクシャルの友達がいるんですけど…

・両親が少し差別的なんですけど、話を聞いた感じ…

・ニュースとかみててなんとなく思うことなんですけど…

などなど、様々な根拠を元に皆さん回答をしてくださいました。

2. 決まった正解がないこと

例えば、「LGBTに対してもっとも寛容な国はどこでしょうか」などという質問であれば、「Gay Travel Indexによるとスウェーデンです」などと一定の正解を与えることができ、それ以外の回答が排除されることになります。

ですが、繰り返しますが「LGBTを差別する人間の感情ってどこから生じるものだと思いますか?」という質問であれば、専門家の方ですら(たぶん)意見が一致していないところですし、おそらく複数の要因が関わっている問題ですので、「どの回答も正解である」という事態があり得るのです。よって、議論の参加者にとっては、「不正解となるリスクが極めて小さい」ので、発言のハードルがぐっと低くなります。

実際に、上記の質問に対しては、「絶対数が少ないから、民族差別などと同じメカニズムで差別が起きるのではないか」「身近にLGBTがいない人は異質なものとして恐怖を感じてしまうのではないか」「宗教の影響ではないか」などなど、どれも正解でありそうないろいろな回答が提出され、参加者全員にとって学びのある時間となりました(と、私は思っています)。

ちなみに、こうした正解のない質問の多くは”why”(なぜ)や”how”(どうやって・いかにして)の形を取ることが多いです。上であげているLGBTの質問は”why”ですし、この記事のテーマである「どうやったら議論を活発化させることができるか」は”how”ですよね( ̄∀ ̄)

まとめ:「誰でも答えられるが誰にとっても難しい質問」

この記事のポイントを一言でまとめると、誰にでも答えられるが誰にとっても難しい質問」を投げかけることで議論を活発化させようということです。

「なにか意見・質問ありませんか?」とぶん投げただけで発言できる人もいますが、そうでない人もいます。まずは、「簡単に答えが出ないが、誰にでも答えられる質問」に対して発言し、発言の習慣をつけることで、議論に参加することに対する各人の意識レベルでのハードルが下がり、またその場の全体的な雰囲気としても議論が活発になるのではないでしょうか。


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